韓国の大手食品メーカーであるCJの「プルコギのたれ」。
プルコギは直訳すると「火肉」で、下味をつけた牛肉を炒めた料理です。
コストコのデリカコーナーにもプルコギビーフという人気商品がありますよね。
牛肉を漬け込めば簡単にプルコギができる……だけじゃない!
使い道が異常に広い優秀な調味料です。
値段:840g×2本で868円
プルコギのたれはプラスチック製のボトルに入っています。
840gのボトルが2本セット、計約1.7㎏で868円です。
プルコギのたれで価格を比較したことがないので何とも言えませんが、焼肉のたれで考えると高くはないと思います。
100g当たり約52円ですから、有名メーカーの焼肉のたれと同じか少し安いくらいです。
割高ということはありません。
梨ピューレで自然な甘さ
プルコギのたれはしょうゆベースの甘辛い味です。
辛いと言っても唐辛子の辛さではなくしょっぱいという意味の辛さ。
ピリリとくるような辛みではありません。
しょうゆと砂糖、ニンニクに加えて、梨ピューレ、たまねぎピューレ、りんごピューレなどが入っています。
3種類のピューレのおかげでフルーティで爽やかな甘さが感じられます。
しかも漬け込むことでお肉も柔らかくなるのでいいことずくめ。
料理に梨を使うのは、韓国ではベーシックなことだそうです。
お肉を柔らかくしたり消化を助けたり、効果を聞くと納得ですね。
口は大きく汚れやすい
ボトルのフタをとると、とくに注ぎ口のついたフタがあるわけでもなくそのまま大きな口が開いています。
漬けダレが基本の使い方なので、ドボドボと出せるようになっているのかもしれませんね。
口が広いので、長めのスプーンを使ってたれをすくうこともできます。
そのまま注ぐとボトルの口も汚れるし量も調節しづらいので、私はスプーンを使うことが多いです。
ビューレが多く入っているためドロッとしていますが、外から見るより透き通った色をしています。
甘みは強いですが、しょうゆやその塩気はそこまで強くありません。
我が家のアレンジを紹介
プルコギのたれはプルコギ以外にも使い道が多いのが魅力です。
基本は漬けて炒める
水気が多くなってしまいましたが、牛肉にたれをもみこんで野菜と炒めたプルコギです。
余裕があれば野菜を先にレンジで加熱して水を切っておくと、仕上がりの水分を抑えられます。
プルコギには葉物野菜やきのこ、モヤシなど、冷蔵庫に余っている野菜をガンガン使えます。
しいたけ、しめじ、えのき、まいたけ……具材の中でもキノコが特にお気に入りです。
いろんな肉の下味に
プルコギと言えば牛肉が基本ですが、実は鶏肉にも合います。
モモ肉にたれをもみこんでから揚げにしてみました。
お肉も柔らかくなるしフルーティな風味もよく合います。
ただし糖分が多いからか焦げやすいです。
私も少し焦がしてしまいました。
揚げ物に使うなら、焦げには注意ですね。
甘めの焼肉ダレ
漬け込まず、ただ焼いたお肉につけるのもおいしいです。
焼肉のたれですね。
豚バラ肉を焼いてサンチュで巻いたり味噌をつけたりして食べる韓国料理のサムギョプサルとか。
甘いので子供もおいしく食べられますし、焼いた野菜をつけても良いです。
ナゲットのディップにも
マックナゲットの期間限定ディップフレーバーにあったステーキソースと味が似ているなと感じまして。
マックナゲットに合わせてみたらめちゃくちゃおいしかったです。
ディップにしては水っぽい気もしますがクセになる味。
ちょっとコショウを振るとさらにステーキソースに近くなります。
煮物の甘味として
醤油ベースで甘いので煮物の甘み出しとしても使えます。
プルコギビーフを肉じゃがにするというアレンジは有名ですが、ビーフができるならたれだけでもできるはずですよね。
画像は大豆・大根・人参・こんにゃくを使った五目煮です。
もちろんプルコギのたれだけでは煮物っぽくなりません。
プルコギのたれを隠し味よりはやや多めに入れる感じですね。
基本の煮物の甘みを減らし、プルコギのたれで甘みとコクを加えます。
五目煮や大根の煮物、肉じゃがなどに使えます。
少しこってりした感じになるので、ごはんが進みますよ。
リピート必至の基本調味料
プルコギのたれという商品名のせいで「プルコギしか使えないし……」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ「韓国風しょうゆだれ」とでも考えたほうが良いかも。
とりあえず持っておくと料理の幅が広がります。
料理が苦手、めんどくさいって人にこそおすすめです。