私は初めてのプロジェクトで大変な思いをしました。
今回はその失敗についてお話しします。
仕事の詳細も読んでいるようで読めていなかったようです。今なら絶対に応募しない案件ですが、初プロジェクトということで舞い上がっていたんでしょうねぇ。
これを読んで、私と同じ失敗をする人が一人でも減ってくれたら嬉しいですね。
外国語に翻訳?!
初めてのプロジェクトということで、自分が得意で経験のある分野を選びました。1000文字で文字単価は1円(システム料別)なので、条件は悪くないです。
でも、いざ掲載サイトを見てみると、全部英語だったんです!
そう、書いたものはあとで英訳されて公開されるというお仕事だったのです。
そのため、他の人の書き方などが全く参考にできず、とにかく字数をクリアして1度見せて修正をしていこうと思いました。
あとあと翻訳されるということは、書き方なんてある種どうでもいいんですよね。だって言い回しとか変えられちゃいますし。
むしろすっきり箇条書きのような書き方がいいのかなと思いました。それで字数は掲載サイトを目安にして送ってみたのですが……
まさかの減額提案をいただきました……
ヘコみました。申し訳なくて恥ずかしくてズドンと落ち込みました。
でもここで引き下がってはいけないような気がして、修正を提案し、なんとか書き直せることに!
「エバーノート」って何ですか
修正するぞ!とやる気を取り戻した私は、続いてくるメールに衝撃を受けます。
担当者
エバーノート? なにそれ? 専門用語はやめて……
くわしくはコチラ>> https://evernote.com
とりあえず言われるままにダウンロードです。あちこちのサイトで使い方を調べて、共有方法も分かりました。
肝心の記事は、プライドをかけて濃度3倍ボリュームアップのものを2日で完成させ、改めて突撃しました。
担当者
喜びと安どでいっぱいになりました。
今思えばなかなかの上から目線ですが、いいんです。このときは嬉しかったんです。
画像が必要?聞いてなーい!
ホッとしたのもつかの間、またしても私は衝撃を受けます。
担当者
画像なんて聞いてなかったので、改めてお仕事詳細を確認しました。3回は確認しましたが、「写真」とか「画像」なんて文言はまったくありませんでした。
このときは「画像ってデフォルトなのか……」と思ったんですけど、今考えてみればおかしな話です。
画像探しは時間がかかるので、今では追加料金をいただくのが当然だと思っています。
正直ここでもう辞めたいと思いました。詳しいことは分からなくても、著作権だなんだで画像の扱いは慎重にしなければならないことぐらいは知っていましたから。
記事に画像添付?ライティング初心者にオススメのフリー画像の探し方でも私、2000字以上のそこそこ大作を書いちゃったんです。せっかくなら提出したいんです!
すでに文字単価で考えたら半分になってますけど。これ以上労力書けるのもどうかとは思いますけど。
とんとん
だから丸1日かけてフリー画像サイトを探し、注意点を各サイトで調べ、内容に合う画像を探し、エバーノートで送りました。
返事がない……騙された?!
やっと画像付きの記事も送れて、「よし報酬だ」と目をギラギラさせていました。
……返事がない ただのしかばねのようだ
そう、返事がないのです。遅くても翌日には返事があるものと考えていましたが、音沙汰なし。
待つこと5日。
来ました。
担当者
……何を待つんでしょうか。5分でできるでしょ。画像入れただけですから。
今思えば記事を確認する人と返事を出した人が違ったってことかもしれないし、忙しくて確認が後回しになっていたのかもしれません。
でもあの時の私は、そんなこと、考えもしませんでした。
そして待つことさらに10日。
持ち逃げされたのかと、少しあきらめの気持ちも出てきた頃に返事がきました。
担当者
エッ?!……それだけ???
継続依頼は嬉しいことなのでしょうが、私、こんな苦労はもうコリゴリです。
作業開始からほぼ1ヶ月かかりました。その間、どんな思いでいたことか。
別の継続依頼もとれていましたし、これ以上このクライアントと関わるのは御免です。
丁重にお断りして、クラウドワークスで空納品し、検収をしてもらいました。
単価につられたらイカンのですね
というわけで、私はこのプロジェクトを通じて、お仕事詳細とコミュニケーションの大切さを身をもって知りました。
ただひとつ、私が自分を褒めたいと思ったのは、ここで継続を断れたこと。断るって苦手なんですけど、勇気をもって良かったと思います。どんどん仕事増やされそうですしね。
この後はおかげさまで比較的良いクライアントに恵まれ、大きな問題もなくお仕事を続けられています。
これからも新しいクライアントとのやり取りには特に気を付けていきたいと思います!
みなさんもお仕事詳細とコミュニケーションには気をつけてくださいね。