副業を探しているとよく目にする「治験」。モニターに登録して実際に予約を取りましたので、ちょっとご報告です。
一言で表すなら、「思ったより安心」でした。
私が登録したのは「生活向上WEB」というサイトです。
「治験NO.1」のキャッチコピーに引かれました。とりあえず最初は大手がいいですよね。
治験というと、「危ない薬を打たれる」とか「体を売る」とかダークで怖いイメージがありませんか?
私は若干怖いイメージを持っていました。
実際にモニター登録したことを夫に言うと、大反対されました。ちゃんと説明してるんですけど、なかなか理解が得られず……。
結局は押し切る形で応募をしましたが、やはりマイナスイメージを持っている人は多いようです。
ちなみにたまたま話した実家の反応は「そんなにお金に困ってるの?」でした。
ということで、まずは治験とは何なのかをご紹介します。
ちなみに私が登録したのはこちらのサイトです。
治験は副業でなくボランティア
治験に対するマイナスイメージについて、生活向上WEBではこのように説明しています。
治験に関する情報は、新製品となるため医薬品や医療機器開発企業にとっても、参加する治験ボランティアの個人情報保護の観点からも、治験実施の詳細内容が広く公開されることはありません。
さらに、「治験アルバイト」などの言葉があるように、治験参加時の家系負担等を減らすために設けられている「負担軽減費」や、長期の入院試験などの場合その金額が高額になることも、治験自体のイメージを、「人体実験」や「身体を売って稼ぐ」ようなイメージに見られてしまうことがありました。
要約すると、情報保護のために内容を細かく一般にはお知らせできず、場合によっては受け取るお金が高額になることがあるという点が、マイナスイメージの要因になっているようです。
確かに、内容はよく分からないけどお金がもらえるって怪しいですもんね。
でも、新薬にはテストが必要というのも理解できます。
ここでモニターできるのは、一般に想像されている注射やカプセルのような新薬だけではありません。塗り薬や貼り薬、健康食品、化粧品、美容品などもあります。
治験の位置づけについては以下のような説明がありました。
治験とは、治療を兼ねた臨床試験(治療試験)を省略した言葉です。
発売前の新薬、医薬品、医療機器の効果や安全性を科学的に分析する事を目的としています。
新薬以外にも、健康食品や美容品などでも発売前に治験に近い試験をすることが多くあります。
治験アルバイト、高額アルバイト、新薬アルバイトと呼ばれることもありますが、より良い新薬が承認され、日本で利用されるために、 厚生労働省の管轄下の元、治験ボランティアの意思を尊重して治験に関するガイドラインに基づいて厳正に行われるものであり、アルバイトではありません。
治験はアルバイトではなくボランティアさんの負担を軽減するために諸費用をまとめて渡している、というだけなのです。
モニター案件の詳細にも、「報酬」ではなく「負担軽減費」という言葉が使われています。
ということは、「副業」というのも良くなさそうですね。
私のブログでは便宜上「副業」と言わせていただきますが、正しくはボランティアに近いようです。
治験の流れ
生活向上WEBではまず始めに自分の情報を登録します。名前や年齢などはもちろん、身長、体重、喫煙や飲酒習慣の有無なども入れていきます。
登録しなくてもモニターの検索はできるので、後回しでもいいんですけどね。
その後はトップページから各種のモニター募集情報を見ることができ、実施対象や実施日程を見て、参加できそうなものに自分で応募します。
自分で詳細を見て選べるので、勧誘や押しつけはありません。
治験が気になる人は、とりあえず詳細だけ見てみるのも良いかもしれませんね。
入院が必要なものから日帰り一回のみまで、モニターの種類はさまざまです。
負担軽減費は長く時間を要するものほど高くなり、誰でもできるものから関節痛や薄毛などの症状のある人向けのものまであります。
ネット上で応募した後は返信のメールが来ます。
だいたいはこちらから電話をして詳しい説明を聞きますが、電話がかかってくることもあるのでモニター次第ですね。
参加が可能であればそのまま、もしくはコーディネーターや担当医院の医師と連絡を取り、細かい通院時間などを決めていきます。
治験当日の3日前・前日には体調などの確認の連絡が入ります。
即日応募してみました!
ということで、早速電話してみました! まずは健康食品から。
入院するのは生活的に無理なので、合計5回ほどの通院で終わるモニターに応募しました。
ドキドキしながら電話してみたのですが、とても優しい女性(マダム)が応対してくださいました。
不安で質問しまくりの私にも優しくお話ししてくださり、これで決定かと思いきや……やっぱり私は埼玉県民。指定の病院が遠すぎたため断念しました。
片道2時間弱ということで、相手も交通経路を確認してくださったり他の病院も探してくださったりしたのですが、結局複数回の通院は厳しいということで諦めました。う~ん、残念です!
どこでもできるわけではないので、なかなかパッと決まるものではなさそうですね。
複数回の通院になるので、日程の調節も大事ですしね。
ちなみに、参加できないことを伝えたときは謝られました。
「せっかく協力しようと思ってくださったのにすみません」という言い方で、こちらが恐縮してしまいました。電話口の方、とても穏やかで良い人でしたよ。
安心してチャレンジを
サイトも明るいし、説明も丁寧だし、ダークで怖いイメージはありませんでした。
献血に近い感じでしょうか。応募して電話でお話しした段階では、不安を感じる部分はありませんでした。
今回は残念ながら参加までこぎつけることはできませんでしたが、またチャレンジしたいと思います。そのときはもちろんご報告させていただきます!
ということで、私の治験に対するイメージは大きく変わりました。
報酬……ではなくて負担軽減費は、ありがたい額のものが多いです。
便秘や血圧などで悩んでいる人は、うまくすると症状が改善されるかもしれません。
いろいろとお得ですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。