最近のクラウドソーシング(クラウドワークスやランサーズ)は怪しい案件も多いので、慣れないうちは案件選びが大変です。
案件選びのポイントのひとつが案件タイトルです。
- 売り文句
- 報酬
- 内容
ほとんどがこの3つの組み合わせでパターン化しています。
【高単価・初心者歓迎】コスメに関する記事【1記事1000円】とかですね。
この案件件タイトルで、「高単価」と書かれている案件は要注意です。
「高単価」に注意する理由
ライティング案件で言う「単価」にはいろいろな認識がありますが、クラウドソーシングでは1文字当たりの単価(文字単価)を基準に考えることが多いです。
個人的に「高単価」と書かれている案件は地雷(悪条件)が多いと感じています。
タイトルに「高単価」と書かれてある案件には、私は応募しません。
「 ‘高’ 単価」じゃないから
まず単純に単価が高くないことが多いです。
1文字1円では、張り切って「高単価」と言うほどではありません。
とんとん
しかもシステム手数料込みで「1円」とうたっていることがほとんどなので、ワーカーの手取りはもっと低くなってしまいます。
「高単価」の看板に偽りなしと言えるのは、せめて文字単価2円を超えてからでしょう。
高くないのに高単価と言われても……。
「高単価!時給950円ですよ!」と書かれたアルバイト募集のポスターを見ているような気持ちになります。
さらに0.5円でも平気で「高単価」と言うクライアントもいます。
大概「初心者歓迎」「主婦歓迎」など相場を知らない人に向けて発信している案件です。
0.5円でも「高単価」と言い張るクライアントのいる世界ですから、初心者が1円を高単価と信じてしまうのも無理はありません。
高くないのに高いとあおり、初心者をだます……
そんな意図を感じてしまうので、「高単価」をうたう案件は避けています。
「高 ‘単価’ 」じゃない
単価についての認識があいまいなことも多いです。
「500文字の記事が1000円」と「3000文字の記事が1000円」では、労力も大きく変わりますよね。
にも関わらず、「高単価2000円」のように文字数を指定しない金額で釣り、実は5000字2000円だった…なんてことは珍しくないのです。
「10記事で1セット。1セットの単価は2000円」なんてとんでもないことを言うクライアントまでいます。
「高単価」という言葉のマジックで、作業量と報酬が合わない案件を受けてしまわないよう注意です。
「高単価」を盾にする
「高単価」を主張するクライアントの中には、本当にそれが高単価だと思い込んでいる人もいます。
素人のクライアントも少なくないのがクラウドソーシングです。
「文字単価0.2円の案件も多いけど、私は0.5円出すからこれは高単価だ!」みたいな流れですね。
その場合クライアントは「高単価なんだから文句つけるな」という意識を持ってしまいがちです。
画像もつけて!字数増やして!だって高い金払ってますから!……相場の分からない人からしたら、従わなければいけない気になってしまいますよね。
私も実際に「高単価なのでもっとクオリティを上げてください」と言われたこともありますが、その案件は「2500字1000円」でした。
案件タイトルをよく見よう
「高単価」は選ばないと言いましたが、もちろん本当に高単価ならよろこばしいことです。
ただ、あまりにも「高単価」を称する案件にいいものがなさすぎたので、初心者には気を付けてほしいなと思いました。
仕事のタイトルにはクライアントの価値観や性格が表れます。ぜひよく見てほしいものです。
相場を知ることは自衛になる
「初心者だから分からない」では痛い目を見るのがネットの世界。
甘い誘いには必ず裏があると思ってください。
「高単価」に騙されないために、ぜひ相場を知ってください。
たくさんの案件を見れば相場はもちろん、怪しい案件の見極め方も何となく分かってくるものです。
嫌な思いをせず、楽しくクラウドソーシングの一歩を踏み出せる人が増えることを祈っています。