クラウドワークスには「おしゃべりルーム」という場所がありました。
ワーカー同士で思ったことをつぶやいたり質問しあったりできるので、私もお世話になりました。
おしゃべりルームが仕事につながったこともありましたが、初心者の発言には怖いなぁと思うことも多かったです。
おしゃべりルームをながめていたら初心者が騙される構造も分かってきました。
リスクを知って、クラウドワークスで安全に稼ぎましょう!
プロと初心者が混在するサイト
クラウドワークスを始めとしたクラウドソーシング最大の魅力は「誰でも手軽に始められること」です。
パソコンやスマホさえあれば即クラウドワーカーになれちゃうんですから。
その分、ネットの知識すら危うい人もクラウドワーカーを名乗れてしまうわけです。
「コピペ禁止と言いますが、2000字を1時間で打ち込むのは難しいです」なんて発言もありました。
とんとん
この方はメモ帳に書いた文章をタスクの作業欄にペーストすることを「コピペ」だと思っていたわけですね。
一方ではフリーランスとして生計を立てているプロクラウドワーカーいます。
プロと初心者が同じ場で仕事を探しているというのはなかなか不思議な構図ですよね。
クライアントも幅広く
玉石混淆はワーカーだけでなくクライアントも同じ。
ある程度大きなサイトでビジネスをしているクライアントもいますし、個人のクライアント(アフィリエイター)もいます。
残念なことに、記事をだまし取ったり個人情報を集めたりするのが目的のクライアントもいるようです。
私はまだ会ったことがないのですが。
そんなピンキリのワーカーとクライアントが募集と応募を繰り広げているのがクラウドワークスです。
まさにカオス!
悪質なクライアントが増加中?
おしゃべりルームで話題になるのが「悪質なクライアント」の報告と、それを放置している「クラウドワークス」への不満。
「テスト記事を送ったら返信が来なくなった」「LINEを聞かれた」など、明らかに危険な報告もあるのですが首をかしげてしまうなるような発言も多いんですよね。
気持ちは分かりますが、本当に悪質クライアントなんでしょうか?
複数のワーカーへの連絡をチャットワークで行いたいというクライアントもいます。
実際に私も仕事でチャットワークを使うことがあります。
あるサイトではライター全員への連絡用に使われていました。
記事PVや共通ルールの共有です。
テーマやキーワード、タイトルの管理をGoogleスプレッドシートでするクライアントもいます。
スプレッドシートの管理にはメアドが必要なのでメアドを聞くのもしかたありません。
もちろん本当に悪質な場合もありますが、中にはワーカーの勉強不足が引き起こす「早とちり」も多くあります。
チャットワークやメアドを聞くことだけで詐欺と決めつけてはいけませんね。
チャットワークは安全?クラウドワークスと個人情報「分相応」が重要
初心者ワーカーに必要なのはまず「分相応」だと思います。自分に合った案件を選ぶことですね。
先日も「登録しました!使い方は分かりませんがスカウトくるといいなー」「スキルはないけどHP作りたいです!スカウト待ってます!」といった発言がありました。
とんとん
使い方も分からずスキルもないのに、なぜスカウトされると思うのか。
誰がスカウトしたいと思うのか。
騙したい人しか声をかけたくならないような気がします。
そもそもワーカー用の掲示板です。
スカウトの前に自分で探すことを覚えないと。
スキルがないならスキルを身につける。自分でできる範囲の仕事で実績を作る。実績ができたら、ひとつ上の仕事に挑戦する。
そんな当たり前のステップを無視して、スキルなし実績なしネットリテラシーなしで稼げると勘違いしている人も多いのだと感じました。
「稼ぐ」ためにやることは
ワーカーは分相応の仕事を探す目を、そしてしっかりした案件を見極める目を持つ必要があります。
稼ぐのは見極める目を養ってからだと思います。
クラウドワークスは私のようなスキルもお金もない最底辺の人間も受け入れてくれました。
少しずつスキルもつけて、勉強したいことも増えてきました。
クラウドワークスをきっかけに、月数万程度ですが生活リズムを変えずに収入を増やすこともできました。
「稼ぎたい」人こそ一歩ずつ階段を上がる必要があります。
自己責任の部分が大きい場だからこそ、はじめから稼ぐことしか頭にない人、てっとり早く儲けたい人は痛い目を見る。
それがクラウドワークスの危険なところだと、おしゃべりルームを見ていて思いました。
ま、クラウドワークスに限ったことではないんですけどね。